不登校当事者としての「不登校」に対する考え

皆さんは、「不登校」というと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

そもそも「不登校」とは、、、


「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために、年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的理由による者を除いたもの」


と定義されています。

この内容に当てはまる人は、全て不登校にカウントされます

ですが、一言に「不登校」と言っても、様々な理由があります。

多くの人のイメージとしては、不登校は、「勉強についていけなくなった人」や、「いじめられたから行けなくなった」というようなイメージだと思います。

ですが、実際には、私のように、そもそも学校に利益を感じていないから行かないという人も、そこそこいます。

実際、今の日本の教育体制は、先進国の中では、ダントツと言っていいほど、ボロボロだと思います。

私が思うその要因としては、一番は、教職員の労働環境だと思います。

これは、公立の小学校・中学校に特に当てはまると思いますが、

現段階では、部活指導・保護者対応・給食費などの集金・職員研修など、教員のやることが多すぎると思います。

しかも、これだけ仕事をしても、時間外に関しては、残業手当は出ません。

そうなってくると、教員になりたいと思う人も減っていきます。

そのせいで、現場は人手不足に陥ってしまいます。

この負のサイクルになっている状態で、子どもたちに「良い教育」が出来るはずがありませんよね?

いま、日本で、「不登校」と言われる人の割合が増えてきているのは、

このような、質の悪い「教育じゃない教育」になってしまっていることが第一の要因だと思います。

まず、公教育の根本から変えていかないと、このまま、日本の教育は崩壊してしまいます。

学校は行って当たり前と思ってる方も多いかもしれませんが、

今の教育で「行って当たり前」などと思ってしまっている社会そのものにも、問題があると思います。

私に言わせれば、今の教育に何の違和感も持たずに行って当たり前だと思っている方がおかしいと思います。

「学校に行くな」とは言いませんが、行かない選択肢を選ぶことも重要だと思います。

もし、学校に行けないことで悩んでいるのであれば、

思い切って、行かないという選択肢を選ぶことも有りだと思います。

今回は、ここまでです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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