サッカー競技規則の解説|第2条 ボール

サッカーに関する話

どんなにサッカーに興味がない人でも、人生で一度くらいは、サッカーボールを見たことがあると思います。

サッカーが好きな人なら、毎日のように目にしている。
プレイヤーなら、毎日のように蹴っている人も多いでしょう。

数あるボールの中でも、比較的身近なサッカーボール。

そんな「サッカーボール」について、今回は、解説していきます。



目次

サッカーボールの種類

一言にサッカーボールといってもさまざま種類があります。

細かく切り分けていくと、素材やパネルの枚数、パネルの接合の仕方など、多くの種類が存在しますが、今回は、「サイズ」に着目して、世の中に多く出回るものを見ていきます。

5号球

プロや社会人、高校サッカーなど、一番多く使用されているのが、この5号球になります。
基本的に、中学生以上の試合では、このサイズが使用されます。

また、競技規則に記載されているボールは、この5号球についてとなります。

4号球

主に、小学生が使用するサイズです。

直径が5号球より、1.5cm程度、小さくなり、重さも約60g程度軽くなります。

中学生くらいになると、やはり、小ささを体感し始めると思います。

3号球

主に、キッズ(4・5歳くらい~小学校低学年)が使用します。

直径は、4号球からさらに1.5cm程度小さくなり、重さもさらに約50~70g程度軽くなります。

足への負担が少ないので、幼稚園のうちから我が子にサッカーをさせたいと思っている方は、この3号球と書かれたものを買うと良いと思います。(一応、1号や2号球もありますが小さすぎる気がします笑)

普段5号球を蹴ってる人からしたら、3号球はおもちゃみたいな感覚ですかね笑

フットサル用

フットサルでは、フットサル用のボールを使用します。

サイズ感は、サッカーの4号球くらい(正確にはフットライト用の直径が5ミリくらい小さい)で、重さが大人用と子ども用の2種類があります。

大人用でサッカー5号球と同じか少し軽いくらい。(フットサル4号球とも呼ぶ)
子ども用は、大人用より60~70gくらい軽いものです。(フットサル軽量4号球とも呼ぶ)


上記の4種類が主に私たちが目にするサッカーボールです。

次は、一般的なサッカーボール(5号球)について、競技規則と合わせて、サイズなどを確認していきましょう。



サッカーボールのサイズ

まずは、競技規則を確認していきましょう。

第2条 ボール

1. 品質と規格
ボールは、次のものとする。

・球形である。
・適切な材質でできている。
・外周は、68cm(27インチ)以上、70cm(28インチ)以下。
・重さは、試合開始時に 410g(14オンス)以上、450g(16オンス)以下。
・空気圧は、海面の高さの気圧で、0.6~1.1気圧(600~1100g/cm²:8.5~15.6ポンド/平方インチ)

サッカー競技規則 2021/22 より

サッカーボールのサイズなどについての競技規則の記載は上記の通りです。

簡潔に書いてあるので、とくに解説は必要ないような気はしますが、一応まとめます。

形:球形
材質:適切なもの
外周:68cm(27in)~70cm(28in)<直径は22cm>
重量:410g(14oz)~450g(16oz)
空気圧:0.6~1.1気圧

こんな感じです。

外で見ると、そこまで大きくは見えませんが、家の中で手に持ってみると、そこそこなサイズな気もしますね。

以上が、サッカーボールの規格となります。

ボールについての競技規則の全文に目を通してみると面白いかと思いますので、最後に見ていきましょう。



競技規則 第2条 ボール

第2条 ボール

1. 品質と規格
ボールは、次のものとする。

・球形である。
・適切な材質でできている。
・外周は、68cm(27インチ)以上、70cm(28インチ)以下。
・重さは、試合開始時に 410g(14オンス)以上、450g(16オンス)以下。
・空気圧は、海面の高さの気圧で、0.6~1.1気圧(600~1100g/cm²:8.5~15.6ポンド/平方インチ)

FIFAや各大陸連盟の主催下で行われる公式競技会でしようされるすべてのボールは、「FIFAクオリティプログラム―サッカーボール」の要件を満たし、そのマークのいずれかをつけていなければならない。

各マークは、ボールが公式にテストされ、第2条に規定される最低限の基準に加え、それぞれのマーク別の技術的要件を満たしており、IFABによって承認されたものであることを示している。

各国のサッカー協会の競技会は、これらのマークのいずれかがついたボールの使用を要求することができる。

FIFAの競技会ならびに各大陸連盟および各国サッカー協会の主催下で行われる公式競技会の試合では、ボールに一切の商業広告をつけることは、認められない。ただし、競技会、競技会の主催者のロゴやエンブレムおよびメーカーの承認された商標は、認められる。競技会規定は、これらのマークのサイズと数を制限することができる。

2. 欠陥が生じたボールの交換
ボールに欠陥が生じた場合、

・プレーは、停止される。
・プレーは、ドロップボールで再開される。

キックオフ、ゴールキック、コーナーキック、フリーキック、ペナルティーキックまたはスローインのときに、ボールの欠陥が生じた場合、プレーの再開をやり直す。

ペナルティーキックまたはペナルティーマークからのキックの途中で、ボールが前方に動き、競技者またはクロスバーまたはゴールポストに触れる前に欠陥が生じた場合、ペナルティーキックは、再び行われる。

試合中、ボールは、主審の承認を得ずに交換できない。

3. 追加のボール
第2条の要件を満たしている追加のボールは、競技のフィールドの周囲に配置することができるが、その使用は、主審のコントロール下にある。


以上が、「第2条 ボール」の全文です。

結構、細かく規定されていますね。

ここまで読まれた方は、マニアックな方だけだと思いますので、用語の解説などは、今回はやめときます笑



まとめ

以上が、サッカーボール関する規格や規則です。

これからサッカーを観戦する際やプレーする際に、この内容が頭の片隅にあると、なにか役に立つかもしれませんね笑

最後までお読みいただきありがとうございました。


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