サッカーコートの広さや各部の名称まとめ

サッカーに関する話

皆さんは、サッカーの試合を観たことはありますか?

私は、かなり好きです(笑)

皆さん、サッカーの試合を観ていて、サッカーのフィールドについて、一度くらいは何らかの疑問を抱いたことがあることでしょう。

そこで今回は、実際、選手たちがどんな環境でプレーしているのかを、競技規則2019/20の内容も交えて、まとめていきたいと思います。


目次

フィールド全体のサイズ 

国際試合の際のフィールドサイズは、競技規則で、

・タッチライン 最大110m、最小100m
・ゴールライン 最大75m、最小64m

とされています。

また、JFA(日本サッカー協会)の決定として、日本国内で国際試合などが行われる場合は、フィールドサイズを、

・タッチライン 105m・ゴールライン 68m

と規定しています。



フィールドの各部の名称 

1 ゴール

皆さんご存知の通り、ゴールにボールを入れたら得点となります。

競技規則
第1条 10. ゴール(一部抜粋)

ゴールを1基、それぞれのゴールラインの中央に設置する

ゴールは、コーナーフラッグポストから等距離のところに垂直に立てられた2本のポストと、その頂点を結ぶ水平なクロスバーとからなる。ゴールポストとクロスバーは、承認された材質でできていなければならない。その形は正方形、長方形、円形、楕円形のいずれかでなければならず、危険なものであってはならない。

両ポストの間隔(内測)は7.32m(8ヤード)で、クロスバーの下端からグラウンドまでの距離は2.44m(8フィート)である。

ゴールポストとクロスバーは白色で、同じ幅と同じ厚さで、12cm(5インチ)以下とする。

ネットをゴールとその後方のグラウンドに取り付けることができるが、それは適切に支えられ、ゴールキーパーの邪魔にならないようにする。


2 タッチライン

テレビ中継のカメラから見たら横方向の線がタッチラインです。

競技規則
第1条 2. フィールドのマーキング(一部抜粋)

競技のフィールドは長方形で、危険がないよう連続したラインでマークしなければならない。エリアの境界線を示すラインはそのエリアの一部である。第1条で指定されるラインのみ競技のフィールドに描くことができる。長い方の2本の境界線をタッチライン、短い方の2本の境界線をゴールラインという。


3 ゴールライン

テレビ中継のカメラから見て、外側の縦方向の線が、ゴールラインです。

競技規則
第1条 2. フィールドのマーキング(一部抜粋)

競技のフィールドは長方形で、危険がないよう連続したラインでマークしなければならない。エリアの境界線を示すラインはそのエリアの一部である。第1条で指定されるラインのみ競技のフィールドに描くことができる。長い方の2本の境界線をタッチライン、短い方の2本の境界線をゴールラインという



4 ハーフウェーライン

テレビ中継のカメラから見て、中央の縦方向の線がハーフウェーラインです。

このラインで、フィールドを半分に分け、それぞれのチームのエリア(陣地)とします。

競技規則
第1条 2. フィールドのマーキング(一部抜粋)

2本のタッチラインの中点を結ぶハーフウェーラインで競技のフィールドを半分に分ける。


5 センターサークル

センターサークルは、主にキックオフの時に役割を果たします。

キックオフ(試合開始・得点後の試合再開等)の際、センターサークル内には、キックオフするチームの選手のみしか入ってはいけないエリアとなります。

競技規則
第1条 2.フィールドのマーキング (一部抜粋)

ハーフウェーラインの中央にセンターマークをしるす。これを中心に半径9.15m(10 ヤード)のサークルを描く。

競技規則
第8条 1.キックオフ (一部抜粋)

・コイントスに勝ったチームが、前半に攻めるゴールか、またはキックオフを行うかを 決める。
・この結果により、相手チームがキックオフを行う、または前半に攻めるゴールを決める。 前半に攻めるゴールを決めたチームは、後半開始のキックオフを行う。
・試合の後半には、両チームはエンドを替え、反対のゴールを攻める。
・一方のチームが得点したのち、他方のチームがキックオフを行う。

すべてのキックオフにおいて:
キックオフを行う競技者を除いて、すべての競技者は競技のフィールドの自分たちのハーフ内にいなければならない。
キックオフをするチームの相手競技者は、ボールがインプレーになるまで9.15m (10ヤード)以上ボールから離れなければならない
・ボールは、センターマーク上に静止していなければならない。
・主審が合図する。
・ボールは、けられて明らかに動いたときインプレーとなる。


6 センターマーク

センターマークは、コートの中心の位置にあり、キックオフの際には、このマークの上にボールをセットして、キックオフをします。

競技規則
第1条 2.フィールドのマーキング (一部抜粋)

ハーフウェーラインの中央にセンターマークをしるす。これを中心に半径9.15m(10 ヤード)のサークルを描く。

競技規則
第8条 1.キックオフ (一部抜粋)

すべてのキックオフにおいて:
・キックオフを行う競技者を除いて、すべての競技者は競技のフィールドの自分たちのハーフ内にいなければならない。
・キックオフをするチームの相手競技者は、ボールがインプレーになるまで9.15m (10ヤード)以上ボールから離れなければならない。
ボールは、センターマーク上に静止していなければならない
・主審が合図する。
・ボールは、けられて明らかに動いたときインプレーとなる。



7 ペナルティーエリア

ペナルティーエリアは、キーパーがインプレ―の時でも手を使っていいエリアです。
また、このエリア内で守備側のチームが攻撃側のチームにファウルをした際には、基本的にPKとなります。

競技規則
第1条 6.ペナルティーエリア (一部抜粋)

ゴールポストの内側から、16.5m(18ヤード)のところに、ゴールラインと直角に2本 のラインを描く。このラインは、競技のフィールド内に16.5m(18ヤード)まで延ばし、 その先端をゴールラインと平行なラインで結ぶ。これらのラインとゴールラインで囲ま れたエリアがペナルティーエリアである。

競技規則
第14条 ペナルティーキック 1.進め方 (一部抜粋)

キッカーとゴールキーパー以外の競技者は、次のように位置しなければならない:
・ ペナルティーマークから少なくとも9.15m(10ヤード)以上離れる。
・ペナルティーマークの後方
・競技のフィールドの中
ペナルティーエリアの外


8 ゴールエリア

ゴールエリアは、必要なのか?とも思いますが、何気に、必要なものです。

そもそも、フィールドプレイヤーとゴールキーパーは、差別化されていました(今は変わりましたが、、、)。なぜかというと、例えばコーナーキックなど、ゴール前にたくさんの選手が密集する際に、キーパーに対して、無謀なチャージ(タックルやプレーの邪魔)がされた際に、罰則を重くするためです。(他にもたくさん理由はありますが、、、)

そして、ゴールエリアも、大まかに言うと、キーパーを守るためのものです。

一番は、間接フリーキックです。

ごく稀ですが、味方選手の蹴ったバックパスをキーパーが手で取ってしまう(または、触ってしまう)ということがあります。これは反則で、間接フリーキック(直接ゴールに入れることができないフリーキック)が攻撃側のチームに与えられます。


・ゴール付近での間接フリーキックの例

2014/9/13 セレッソ大阪vs柏レイソル
https://youtu.be/LU3CFyna6eE


この動画では、ゴールエリアの外での反則でしたが、この反則をゴールエリア内でした場合、間接フリーキックは、ゴールエリアの外から行わなければなりません。

かなり特殊ですが、そのような際に役にたちます。

競技規則
第1条 5.ゴールエリア (一部抜粋)

ゴールポストの内側から、5.5m(6ヤード)のところに、ゴールラインと直角に2本の ラインを描く。このラインは、競技のフィールド内に5.5m(6ヤード)まで延ばし、そ の先端をゴールラインと平行なラインで結ぶ。これらのラインとゴールラインで囲まれ たエリアがゴールエリアである。


9 ペナルティーマーク

ペナルティーキック(PK)は、このマーク上にボールをセットしてから、行います。

競技規則
第1条 6.ペナルティーエリア (一部抜粋)

それぞれのペナルティーエリア内に、両ゴールポストの中央から11m(12ヤード)の ところにペナルティーマークを描く。

競技規則
第14条 ペナルティーキック 1.進め方(一部抜粋)

ボールは、ペナルティーマーク上で静止していなければならず、ゴールポスト、クロス バー、およびゴールネットは、動いていてはならない。



10 ペナルティーアーク

この部分は、試合中のペナルティーキック(PK)の際に、役に立ちます。

試合中のペナルティーキックの際、ゴールキーパーとキッカー以外は、ゴールに対しての立ち位置の距離に制限があります。

その立ち位置のルールがこちらです。

・ペナルティーマークから少なくとも9.15m(10ヤード)以上離れる。
・ペナルティーマークの後方
・競技のフィールドの中
・ペナルティーエリアの外

このペナルティーアークは、1つ目のルールのペナルティーマークから9.15mを表しています。

なので、PKに関与しないプレイヤーは、このアーク内に入ってはいけないのです。

競技規則
第1条 6.ペナルティーエリア(一部抜粋)

それぞれのペナルティーマークの中央から半径9.15m(10ヤード)のアークをペナル ティーエリアの外に描く。


11 コーナーエリア(コーナーアーク)

コーナーエリアは、コーナーキックの際に、役に立ちます。

コーナーキックは、このエリア(アーク)の内側、またはライン上にボールをセットして行います。

競技規則
第1条 7.コーナーエリア

コーナーエリアは、それぞれのコーナーフラッグポストから、半径1m(1ヤード)の四 分円を競技のフィールド内に描いて規定される。




まとめ

いかがでしたでしょうか?

何気なくテレビで見ているサッカーも、かなり細かいルールの下で行われているということをこの記事を書きながら改めて感じました。

近いうちに、競技規則について、細かく書いていきたいと思います。

お楽しみに!!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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